さて、今回は前回の続き。
オープンクエスチョンではなく、クローズドクエスチョンに関して
説明していきたいと思います。
前回のメールの内容、覚えていらっしゃるでしょうか?
忘れたのならば、今すぐ確認しておいてくださいね。
さて、前回は質問には2種類の方法があるというお話を
したと思います。
で、その内の一つ、オープンクエスチョンに関して
いろいろお話しましたね。
今回は、もう一つのクローズドクエスチョンに関して
お話していこうと思います。
クローズドクエスチョンというのは、簡単に言うと、
選択肢のある質問ということになります。
「1と2はどっちが好き?」
「1と2と3なら何を選ぶ?」
というような、選択肢が最初からある質問のことです。
このクローズドクエスチョンですが、基本的な使い方と
しては、オープンクエスチョンの前に使うのが有効です。
例えば、
「アウトドア派?インドア派?」
というように聞いてから、
「趣味は何?」
こういう風に、先に選択肢のある質問をした後で
広い質問をしてやると、答えを探しやすくなるんです。
オープンクエスチョンというのは、言ってみれば
広すぎるわけですね。
だから、先に選択肢のある質問をすることによって
方向性を明確にしてやる。
オープンクエスチョンで答えを絞ってから、この
クローズドクエスチョンを活用するようにしましょう。
ただ、もっと上手な使い方というのもあるんです。
クローズドクエスチョンというのは、基本的に選択肢が
あるわけです。
YESかNOか。
あなたも一度は聞いたことがあるかもしれませんが、
YES SETというコミュニケーション法があります。
これは、できる限り心の中でYESと思ってもらい、そうやって
YESを積み重ねることで相手はNOと答えにくくなるという
心理を応用した手法です。
あなたの周りに、嫌いじゃないけど何故かNOと言えない
人っていませんか?
それは、その人に対してYESというのが増えすぎて
しまったのが原因なんですね。
その人の発言や質問に対してYESが多ければ、
その人の言っている事は正しいと思えてくるという
深層心理があります。
ちょっと、下記の会話をご覧になってください。
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わたし「ねぇ~。今までの彼氏とどこにデートに言ってた??」
あいて「う~ん。カラオケにはよく行ってたね」
わたし「うんうん!いいねぇ~」
あいて「○○君はどこいくの?」
わたし「うん?結構インドアだからゴロゴロするねぇ~!
でも外にでるのも好きだよ」
あいて「そうなんだぁ~。ゴロゴロするのっていいよね♪」
わたし「そうだねぇ~♪あと自然のあるところで本を読むのも
いいね!」
あいて「うん!それいい!凄くいい!!」
わたし「天気のいい日にポカポカする日に背中を合わせて本を
読むのってよくない??」
あいて「うんうん!いいっ!」
わたし「んで、どっちかが寝ちゃったりして♪」
あいて「うん!なんかカワイイカップルだね!」
わたし「そうだね♪恋人じゃなくても一緒に本を読んだり、
のんびりできたりするのは最高だと俺は思うな!」
あいて「うんうん!」
わたし「そういう友達ってなかなかいないよね」
あいて「そうだね」
わたし「そういう時間をわざわざ作ろうとしないしね」
あいて「そうそう!」
わたし「じゃあさっ♪今度行かない?時間が空いた時に♪」
あいて「うん!行きたい!!」
わたし「じゃあいつ頃行く??」
これはかなり省略していますが、こんな感じでYESを
重ねてもらうことで、最後のYESを勝ち取ることができます。
この質問法はクローズドでもオープンでもどちらでも使えますが、どちらかと言うとクローズドクエスチョンの方が使いやすいかと。
当然、オープンクエスチョンや自分の発言で
「YES」をもらえるならば、それに越したことはありません。
与える印象も圧倒的でしょうしね。
[adsense]ただ、話すのが苦手ならばまずは聞く。
聞いてから話していく、話させていくというのが
基本パターンになります。
このクローズドクエスチョンを効果的に使えば、
コミュニケーションを円滑に進めることができるように
なるでしょう。