「お前ってさ、本当に最悪なモテない男だよな。」
と、例えば別に全く知りもしない、何の関係性もない
相談しているわけでもない初対面の男にイキナリ
全否定されたとしたらあなたはどう思いますか?
「あぁ~そのとおり。僕は最悪なモテない男だぜ!」
とは思いにくいですよね。
※しかし、あなたがそれくらい思えるくらい余裕になれば、色んなタイプの
女性と仲良くなり、好意を示してもらうキッカケになります。
ケンカになるかどうかは別にして言い返すかは別にしてそういう事を
言う人を好きになることはなかなかできにくいですよね。
女性だけに限らず人が人を好きになるときに否定されたり批判されたりすると、
その相手を「自分の敵」だと認識してしまいやすくなるはずです。
そして、そういう人ほど信頼はできませんよね。
当たり前の話です。
人は人と違う人を好きにはなりにくいのです。
これを、「類似性の原理」と言います。
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中にはケンカばかりしていた人を好きになったという人も
いますが、これは違う意味で類似性の原理が働いているわけです・・・。
これは後ほどお話しましょう。
で、類似性の法則を例えると・・・
・オリンピックなら当たり前のように日本を応援します。
・コンサートやライブには一体感があります。
・○○派と○○派は対立します。
・趣味が一緒だと話が盛り上がります。
こういうのも全て類似性の原理からきているわけです。
人は似ているものが多ければ多いほど、心理的な抵抗感も
少なく関係を深めることができますよね。
そして信頼できるようになる。
これをNLPで言うとラポールを構築すると言います。
ラポール(信頼関係)を作り出すために
まずは類似性を意識するのです。
つまり・・・「この人、私と似ている。」
という状態ですね。
似ていなけりゃ当然、心理的な抵抗感を感じて
仲良くなるのを避けようとしがちになるのです。
つまり、共通点が多いほど人は人と仲良く
なるのが容易になるということです。
で、逆に共通点が見当たらないほど人とは
仲良くなりにくくなるということです。
で、つまり共通点がある状態というのは
相手に対して「俺は君の仲間だぜ!」
という事を伝えているわけです。
しかし、共通点が1つも見つからないような状態では
「俺はお前の敵なんだぜ!」となってしまうのです。
更にここで否定や批判をしてしまえば、当然
返報性の原理で悪意が返ってくるのです。
それが口喧嘩になるならまだしも、無視にまで
なってしまえば、どーしようもなくなってしまうのです。
だからこそ、類似性を意識して欲しいんですね。
例えば、
マッチングの原理などはその代表的な心理テクニックですね。
だからこそ、意識して共通点を探す。
類似性の原理が働くように意識を向けるだけでも
かなり女性と仲良くなることができるはずです。
しかし、時として最初っから否定的な人や
批判的な人がいるのも事実。
また、誤って否定的になったり批判的になることもある。
頑張って探してみてもどうしても見つからない。
で、口喧嘩になる。
ということもあるかもしれません。
「あぁ~やっちまったなぁ!」状態です。
ハッキリ言ってこれは避けたい事態です。
二度とやらないように反省してくださいね(汗)
とは言え、持ち返せるかどうかは確実ではないですが
こういう状態を乗り越えるためのワザがないわけでは
ありません。
さっきも言いましたよね。
批判や否定もある意味、類似性の法則が働くと。
で、何が類似しているかというと・・・。
“二人とも否定・批判的な態度をとっている”
ということです。
今でも時々いるのですが、
「本気でぶつかり合ってこそお互いわかりあえる」
と言って喧嘩を肯定している人っていますよね。
あれです(苦笑)
あれもある意味、類似性の原理に則っているわけです。
理想じゃないですけどね(笑
でも、否定的な態度や批判的な言葉っていうのも
お互いが使えばそれはそれで周りからみたら
「どっちもどっち感」
の時ってありますよね。
そーいう時には、この逆ギレコミュニケーションもありなんです。
ただ、注意点としては情動的に相手に動かされて
キレるのは駄目です。
あえてやるのがポイントです(笑
そして感じている感情だけを吐き出させてあげながら
類似性を探すこと…そして話をズラしてあげるかあなたから
折れていく方向に持っていく。
のもいいでしょう。
人間の情動は吐き出させてあげずに無理して押さえつけようと
すると余計に感情が爆発することになりますのでとりあえず
吐き出させてあげる。
これ、大事です。
このようなやり方はネットでは結構非難されたりすることも多いので
いわない人も結構多いですがこれも一つの類似性の原理の一つです。
とは言っても否定や批判ってエネルギー使うので
女性のそんな態度も最初から笑い飛ばすくらいが
本当は理想ですけどね。
ただ、どちらにしても・・・
まずは類似性から、類似性という支えを持つこと。
これは絶対に必須項目だと思っておいてください。
そーして始めて、相補性という“違う要素”が活きてくるわけです。