あるところに、同じような容姿を持ちファッションをしていて
性格も価値観も考え方も、はたまたコミュニケーション能力も
一緒の男が2人いました。
もちろん、学歴も収入も運動神経も一緒。
そんな2人が、ある日、同じ女性を好きになったのです。
似たこの2人は、全く同じようなアプローチをし彼女に
好きになってもらおうと努力をしました。
女性はあるときまで、同じくらい好きな男でした。
しかし、彼女が選んだのは一方の男だったのです。
全く似通った二人。
女性からすれば全く一緒の印象、好意だったのにも関わらず
一方の男と付き合い一方の男は選ばなかった・・・・。
この2人に一体どんな違いがあったのでしょうか?
スポンサーリンク
それは、ある1つの出来事がキッカケだったのです。
それは、付き合ったほうの男のことを他の女性が好きになった。
そして、たまたまその時、遊びに誘ったけど用事があって
断られた。
ただそれだけだったのです。
「はい?」って思うでしょ?
そう、その違いは誰しもよくあるようなただの偶然から
おこった出来事だったんですね。
しかし、この偶然から学べる事は非常に大きいのです。
ただ
「押してから引けばいいんだろ!」
で終わらせられない
すごーく重要な学びがあるのです。
それは、人は同じ価値のあるものだったとしても
「なくなる可能性のあるもの」に価値をおきやすいのです。
これを希少性や親和欲求と言います。
この希少性と親和欲求は、一言で言えば、
「欲望の量に比べて利用可能な量が少ない状態」
におこるのです。
つまり先ほどの例で言えば、女性からすれば同じだけ
欲望の量があったが、他の女性が好きになことと
断られることによって、利用可能な量が少なくなった。
わけです。
福島の震災後にも、この心理がはたらいて
結婚するカップルや結婚相談所の相談件数が
かなり増えたそうです。
この原因を、不安や恐怖を感じると誰かと一緒に
いたいという欲求が高まるのもありますが・・・・
もうちょっと具体的に言えば、
欲望の量が高まることによって利用可能な
量が自ずと少なく認知されていると感じる
状態ができたわけです。
人は残念なことに、いつでもそこにあると思って
いるものに対して価値を感じにくい生き物です。
いつもいるペット。
いつもいる親。
いつもそこにあるパソコン。
いつも食べてる晩御飯の味。
そういう当たり前にあるものって誰にもありますよね?
そんな、当たり前なものほど
失いそうになって始めて気付くのです。
失う直前か直後に感じるのです。
あなたも似たようなことはないでしょうか?
今まで、当たり前にそこにあったものが実はすごい自分にとって
大切だったと気付くことが・・・・。
これを表面的に
「押すか引くか?」
「数が少なけりゃ人は動くんだろ!」
「モテる男はどんどんモテていくんだぁ!」
程度で結論付けてしまうのは
非常にもったいないお話なんですね。
いくら押したとしても、
あなたが他の男と一緒(利用可能な量が満たされている)
状態ならばそんなものは女性にとっては希少に感じません。
または、他の男と違っていても女性にとってそもそも価値が
なければ希少性を感じるわけがないんです。
だからこそ・・・・
自分自身の価値をいかにあげるのか?
日常からどのように希少性を感じさせていくのか?
親和欲求をどのように刺激していくのか?
ここを意識してください。
[adsense]とは、言っても凄い難しい大学にはいるほど難しくは
ないなずですよ。
人が人を好きになり動かされる原理の一つなので、この
希少性のかなり重要視してくださいね。
その為に使える心理テクニックはいくつか
あるので参考にしてみてください。
しかし、どんなテクニックよりもこの人が人を好きになる原理で
ある希少性の定義だけは頭に叩き込んでおいてくださいね。