これは、僕がメールなどやコーチングなどでもよく言う言葉ですが
“人は感情で反応・行動し、理屈で正当化する生き物”
という事を言います。
例えば、僕は全然モテなかった頃。
あるカワイイ女性のことを好きになりました。
しかし、いくら仲良くなるために色々しても誘ってもなかなか
うまくいかない。笑顔で会話もしてくれるけど手が届きそうな
気がしても全然手が届かない。
当時は全く何も知らなかったので仕方ないですが(苦笑)
そんな事を繰り返す中で、横からイケメンのチャラ男に
余裕で奪われてしまったのです。
そして、僕はあまりのくやしさから・・・
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「どーせ、あんなクソみたいな男なんかを好きになる
女なんてロクでもねぇ~」
と言って捨てゼリフを残したのです。
これは、
・好きな女性と付き合いたい。
・しかし、どうしても付き合えない。
この2つの矛盾した考えを認知したことによって、
僕は何とも言えない不快感がうまれました。
このように、矛盾した認知によって感じる不快感のことを
心理学では認知的不協和といいます。
つまり、人は誰でも同じように、認知的不協和の不快感の
状態を逃れるためになんとかして解消しようとする傾向が
あるのです。
その方法は主に2つあります。
1つ目が、不協和の一方の要素を変化させることによって不協和な
状態を軽減したり除去しようとします。
例えば、どーでもいい女性には好かれるけど
好きな女性ほど付き合えなかったとしましょう。
その場合は
1、 好きな女性ほど好かれない。
2、 本当に好きな女性とは付き合えない一人ぼっちの人生になる。
という感じでしょうか?
この矛盾を取り払うために最初の方法は1を変えるわけです。
ならば、
1、好きな女性に好かれるようになる。
2、本当に好きな女性とは付き合えない。
というように、最初のほうを変えるのが一番簡単な方法で根本的な
解決策になるわけです。
で、もちろん女性に好かれる方法はというのは教えてくれる場所も
ほとんどないし、恋愛でうまくいかない人のほとんどは、自分を俯瞰的に
見れていない場合が多いため、多少の負荷がかかり苦痛を感じます。
で、結局何も変えられないままうまくいかない状態が続く場合が
多いわけです。
そこで次に2つ目の方法で不協和を解消しようとします。
1、好きな女性ほど好かれない。
2、本当に好きな女性とは付き合えない。
3、別に一人でも生きていけるし幸せな人もいる。
4、付き合っても結婚しても本当に幸せそうな人のほうが少ない。
つまり、別に一人でも人生はやっていける。
を加えることで矛盾を弱めることができるようになるわけです。
で、どっちが難しいかというと最初のやり方なんですね。
しかし、一長一短でいかないからこそ、
2つ目の方法で自分の行動や感情を理屈で正当化を
することで認知的不協和を解消しようとするのです。
もしかして、あなたもこのように正当化していませんか?
別にこれが悪いわけではありません。
ただ、あなたにもそういう傾向があるというのを忘れちゃいけません。
大事なのは、結局最終的には最初の方法でしか解決の道はない
というところに行き着くことができるのか?できないのか?という事です。
そして、
実はこの認知的不協和は女性もおこる心理なんです。
つまり認知的不協和を軽いレベルでおこすことで恋愛感情を
感じやすくなるわけです。
例えば、一番簡単なのが・・・・
まずは小さなことでもいいので“何かを手伝ってくれるように頼む”
・ドライブをしているときに飲み物を取ってくれるように頼む。
・荷物を運んでくれるように頼む。
・料理をする時に切るだけでも頼む。
なんでもいいのでとにかく、相手の負担になりすぎないこと
共にやることに対して頼む。
そして、お礼を言う。
そうなると、相手の無意識下で
・あなたを手伝った。
・嫌いな人なら手伝わない。
というように認知的不協和がおこるわけです。
更に一緒に何かを共有することで強い共感を感じやすくなり
体を動かすことで思考ではなく行動や反応に対しての
フィードバックがあることで自己重要感が満たされます。
更に今までやったことがないことを頼むことで
一種の変性意識状態を共有することができるのです。
これを出会いから親密になるまでの間に高めていくことで
どんどん気になる存在だと認識しやすくなる可能性がかなり
高くなります。
当サイトで紹介している恋愛心理テクニックは1つで使うのではなく
複数を同時に使うとかなり効果が高くなります。
もちろん、これは軽いやつなので即効性はありませんが
積み重ねていくことは恋愛関係を維持するためにも大事ですよ。