僕達人間は、何かを決断するときや判断をする時。
全ての出来事に対してあらゆる「バイアス」というものが働きます。
バイアスというのは「偏りや歪み」という意味で
偏見や先入観という意味です。
で、僕らはこのバイアスによって物事を判断したり行動をしたり
する傾向がある生き物なのです。
例えば、今まで笑顔で話していたのにある日突然、
別にたいしたこともしていないのに冷たい態度をとられた時だけでなく
人が人を好きになるのも嫌いになるのも誰かを責めるのも・・・
この人、酷い人・・っていうのも。
相手の性格がどーのこーのではなく、人間が日常で見ている
ほとんどの人が何らかのバイアスがかかっているのです。
その代表的なのが
傍観者効果というものです。
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これは社会心理学の用語ですが、集団心理の一つで自分以外に
傍観者がいる時に率先して行動をおこさない心理で傍観者が
多いほどその効果が高いというものです。
深夜に自宅アパート前で女性が傍観して襲われた際に彼女の叫び声で
付近の住民38人が事件に気付いて目撃したにも関わらず、
誰一人、警察に通報せずに助けにも入らなかった。
っていう話です。
これを見ると一見、酷いなとか冷たいとか
薄情な人間だっていうように思うかもしれません。
でも、そうではなく
「多くの人が見ていたために」
誰も助けなかったのです。
この一連の事件には色んな心理が隠れているのです。
例えば、まず他者が積極的に行動をしないことを認知することで
自体は緊急性を要しないと反応をする多次元的無知と言って
皆の反応を見て自分の反応を決めるという性質。
そして、複数の傍観者がいることにより責任が分散され
自分に非がないと感じる心理。
更に、たとえ助けるために行動をおこしたときに、その行動に対して
周りからのネガティブな評価を恐れる心理。
などなど、色んな心理が働いているわけです。
本来は危険な状態と認識しているにも関わらず、周りからの情報に
よって「重要」ではない出来事として知覚してしまうわけです。
これを、大まかに同調性バイアスと言います。
これは、他人と協調する(相手に合わせる)ことによって人との
コミュニケーション上では、すごい大切な心理なんですが、これが
時として間違った方向に働いて歪みと偏りを生み出してしまうのです。
よくいじめられている子と見ても誰も助けて
くれないっていうのありますよね。
あれは、別に冷たい人だとか薄情な人だとか
言う人がいますけどそうではないんですね・・・。
誰にでも一度は経験があると思います。
この同調性バイアスは僕が思うに最も、人間の判断や行動や
反応に影響するバイアスだと思っているのですがこの同調バイアスを
逆に活用することもできるのです。
まずは1人から自分の味方につけようZE!!
そんなある意味恐ろしい同調バイアスですが、この心理を活用すれば
女性は嫌いな状態から好きにさせてしまうことも不可能ではないのです。
先ほどの、傍観者達を動かす方法。
それは、誰か一人を特定して頼みごとをするのです。
「そこのパソコンを見ているあなた!!救急車呼んでください!」
というように(苦笑)
そうなると同調バイアスが崩れ、指名された人は
・責任分散できなくなる
・周りに合わせなくてもよくなるネガティブな評価を崩し
・助けを求められる事で重要だと認知する。
先ほどの心理が逆転するわけです。
このように、もしあなたが女性に嫌われるとか人に嫌われる
というような状態ならば、まずは周りの1人から味方につけて
いきましょう。
一人に対する強い信頼関係から多くの人からの
信頼関係に変わっていくのです。
そして、回りまわって好きな女性や狙っている女性からの
信頼を勝ち得ることもできるのです。
ここで大事なのは“強い信頼関係”です。
そういう関係を1人でも増やしていく。
それは後々より多くの信頼を勝ち得るすべなのです。
結局世の中に悪い人は一人もいない・・・という
考えはある意味で僕は真実だとおもっています。
でも、それが実際に思えない瞬間があるので
そのたびに反省しますけどね(笑
自己中心性バイアスにも注意を・・・
これにもかなーり注意したほうがいいです。
これは自分に全てスポットを当てて物事を推測するバイアスです。
結局あなたの目の前にいる人達はあなたから見た相手でしかない。
だから相手の視点に立って物事を見ることがなどできない。
相手の感情や思考はわからない。
だから、自分から見た視点でしか物事を判断することしか
できないわけです。
それなら、相手を観察し理解を示せばいいのです。
が・・・ここで更に問題なのが自己中心的なバイアスによって
自分の価値観や考え方からしか判断できなくなるのです。
例えば、
・人の心を猜疑心で探ったり、何気ない会話でも悪意と受け取り懐疑的になる
・実際には気にもされていないのに、服装や会話でマイナスな印象を与えている。
というように見えてしまうのです。
酷い場合になると、
心配してくれている言葉を
「俺を悪者にして、あんたはいい人ぶりたいだけだろ。」
「俺は相手に不快感を与えて存在してるだけで人をいらだたせる人間なんだ。」
みたいな何の根拠もないことでさえも本人にとっては
過去の自分から見た視点で判断してしまうわけです。
で、実際にそういう言葉を発したり態度や行動をする。
で、相手に余計不快感を感じさせる。
というところまでいってしまう人もいるのです。
[adsense]だからこそ、自分の思考や視点は時に疑ったほうがいいときもありますよ。
そういう時ほど大事なのは正しさよりも楽しさを求めることですよ。
是非是非、参考にしてみてくださいね。