一体、何回目のデートで告白をすればいいのか?
という問い合わせをもらうので、今日はデートを通じて人が人を好きになる原理に関してお話していきたいと思います。
私の経験上、ハッキリ言うとデートの回数は関係ありません(笑)
なんて、元も子もない事を言うんだ。
って思うかもしれません。
中には1日でお持ち帰りする男もいれば、何回か会って付き合う男もいるわけですから。
だからこそ、何回目のデートで女性に告白すればいいのか?
という質問自体には明確に答えられるものがあるわけではないのです。
しかし、人が人を好きになる原理として、
“接触する回数”
は非常に重要なんです。
心理学では単純接触の原理と言われているものです。
つまり接触回数・接触頻度が多ければ多い程に親密度が高くなる。
というやつです。
で、この用語を知っている人で、原理そのものを、否定をする人がいますが、それはさっき僕が言ったようなことで、理由で否定している場合がほとんどなんですね。
もちろん、僕も物事は否定とか批判から入るタイプなので凄い気持ちはわかります。
「い~や!俺は3時間でお持ち帰りしたんだから
この原理な当てはまらない!」
ってね(苦笑)
この単純接触の原理そのものを、会う回数だけで
考えると大体失敗することになるのでご注意を。
では、単純接触の原理に関して話していきましょうか。
ここで覚えておいて欲しいのが
単純接触の原理というのは、感情を増幅させる
効果があるということです。
つまり、一度認識した感情が”悪い印象”ならば接触を
すればするほど悪い印象が強くなっていくというものなんです。
例えば、僕はワンピースが好きなんですが、
ワンピースを嫌いな人がユーチューブの動画などで
「ワンピースなんて何が面白いんだ!」
というようなコメントってありますよね。
で、「嫌いなら見なきゃいいじゃない!」と
いくら言ってもそういう人はいなくならないわけです。
逆に燃えて続けて言い続けるわけです。
その理由はユーチューブって右側に
関連動画が出てきますよね。
で、自分の見たいものを見ていても右側にワンピースの
動画が出てくることがあるわけ。
そこで無意識に接触をしてしまうのです。
そして・・・・単純接触の原理によって感情が増幅していく・・・
で「なんで、こんなくだらないものが出てるんだぁ~!」
という感情が働きいてもたってもいられなくなって書き込んで
しまうわけです。
「なんでそんな時間の無駄を・・・」
って思うかもしれませんが、これって誰にでもよくある心理なんですよ。
職場で嫌いな人がいて嫌いだから話さないようにしても、目に入るだけで
どんどんムカついてくるみたいな事ってありません?
これも単純接触の原理の一種なんです。
しかし、それじゃあ会えば会うほど好かれない。
という状態になってしまいますよね。
ここで、更に大事なのが単純接触の原理の本質
人は、よく知っている人やモノに対してより強い好意を持つ。
というところです。
つまり、嫌いだと認識しているというきは、相手は
あなたのことを知らない、わからない、理解できない。
または、知られていない、わかられていない、
理解されていない。
と感じてしまえば単純接触の原理は反作用をおこすわけです。
つまり接触すればするほど相手に嫌われていくのならば、オトそうとするほど
女性に避けられるのならば一度その流れを断ち切らないと、接触頻度を
増やしても何の効果もないってことなんですね。
ここに関しては、好意の返報性を見てください。
では、ここからが本番です。
ザイアンスの実験から学ぶ単純接触の原理の本質
単純接触の原理というのは、社会心理学者のザイアンスという人が接触回数と
相手に対する評価の相関性に関して行った実験からうまれたものでザイアンス効果と
言われています。
実験内容はこうです。
ある学生に10名強の顔写真を瞬間的に見せ、見せる顔写真の回数に変化を付けました。
(0回~25回)そして、顔写真をじっくり見させ、「どの程度好意を抱く?」に関して7段階評価を
お願いした。。
その結果、より多くの見せられた顔写真に対する評価が高くなった。
ここで注目して欲しいのが、
”瞬間的に見せてから判断の時にじっくり見させた”
というところです。
つまり、回数を増やす際に見せられた人達というのは意識的に
見ていたのではなく比較的、無意識に近い状態で見ていた
ということが推測できるわけです。
判断する間もなく、ただただ写真を見せられているわけです。
これは以前もお話ししたと思いますが、人は自らの行動や感じた事を
後で理屈をつける傾向があるということです。
沢山見たたという反応(行動+感情)→好意がある(判断)
となるわけです。
例えば、見た中にあなたの嫌いなタイプの顔の写真があったとしたら・・・
沢山見たという反応(行動+感情)→ムカつく(判断)
となるわけです。
つまり単純接触の原理というのは、自分自身が最初に感じた感情や反応
途中で感じた感情と反応した行動が増幅される心理なんですね。
だから、初対面でも強い好意的な感情が芽生えれば
後は、目に入るところにいるだけでも勝手に好意が増幅していく。
また・・・・
実際に目の前にいなくても、あなたと一緒にいる時間が
印象に残ることで頭の中であなたを想像し妄想の中で接触を繰り返す。
という実際に会う回数に関係なくても単純接触の
原理が働く場合もあるのです。
ある程度の好意を勝ち得たら、密に会わなくてもただ純粋に
接触するだけでも人は人をどんどん好きになっていくわけです。l
昔、僕は店員などを惚れさせたいなと思っていた頃。
まず最初に、まずはいい印象を与えて繰り返し繰り返し
何もせず話しかけもせずにただただ笑顔で対応をして
誘うというやり方をしていたのですが、
これは正に単純接触の原理なわけです。
追伸:もちろん、これはあなたも当てはまる原理なので注意してください。
意外と簡単に好きになってしまいますので(笑
コンビニに行くならコンビニのバイトの子とか、
喫茶店によく行くなら喫茶店の店員の子とか、
飲み屋の子とか、
無意識が勝手に単純接触の原理によって「好意的」な気持ちを
増幅させてしまう場合もありますので(笑
追伸2:好意的でない単純接触の原理も一瞬で変わる事もある。
例えば、好意的に思ってくれていない女性と二人で全く知らない人
ばかりの場所に置かれてしまう場合になると
あんまり好きでなくなっていても・・・
嫌いな気持ちを感じていても、あなたに好意を示し始める
というパターンもあります。
これは正に、他の人は知らない。
あなたは嫌いでも知っている。
からおこる単純接触の原理の全く違う心理的なパターンです。
人間って本当に面白いですよね(笑)