恋心を感じる時、人は
「よーし、この女性を今から好きになるぞぉ~!」
と心の中で唱えてから恋愛感情を抱く事ってあると思います?
・・・・有り得ませんよね。
ほとんどの人は気付いたら好きになっていた。
ある瞬間にググッっと恋愛感情を感じたのではないでしょうか?
人が人を好きになる心理。
それは決して「意図的」に自分自身で作り出せるものではないのです。
一度やってみてください・・・
できませんから(笑
では、一体どういう状態になると恋愛感情を感じるか?
顕在化している意識ではなく潜在化している意識に
直接アクセスをするにはどういう状態にすれば
いいのか・・・・?
その代表例としてよく使われるのが“つり橋理論”です。
これは別名「恋のつり橋理論」とも言われていて、僕達人間が
潜在的な意識(無意識)を正しく認知できていないことを表した
人間心理です。
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知っている方も多いでしょう。
生理的な興奮をする事によって、自分が恋愛感情を感じている
と勘違いして認識してしまうというものです。
実験内容は下記のようなものです。
18歳~35歳までの独身男性を集め、危険な谷にかかる
ゆれるつり橋とゆれない普通の橋の2箇所で行った。
この2つの橋をそれぞれ渡ってもらい橋の中央で
同じ若い女性が突然アンケートを求めて話しかけてきて
その時・・・・
「結果などに関心があれば後日電話をください。」
と電話番号を教えたのです。
結果はつり橋のほうの男性からはほとんど電話が
あったのに対してゆれのない普通の橋はわずか
1割しかなかった。
というものです。
これは、揺れる橋での緊張感や興奮状態を共有したことによって
その興奮状態や緊張感を恋愛感情だと潜在意識が認知をした。
ということを証明した実験ですね。
つまり、潜在意識にアクセスするためには
その前に“変性意識”にはいる必要があるのです。
変性意識とは、非日常的な体験や思考、感情、創造
などをするときに生まれる意識です。
その中で最もシンプルなのが精神や肉体が極限まで
追い込まれた状態。
または普通に映画を見たりゲームをやったり
していても感じています。
つまり、僕らは日常から軽度の変性意識状態に
なっているということですね。
つり橋理論は・・・
正に非日常的な体験ですよね。
そういう状態を共有することによって相手はその興奮状態を
潜在的に恋愛感情と勘違いをしてしまい
恋心を抱き無意識に惹かれていくわけです。
僕は個人的には興奮状態で感じさせる恋愛感情は
あまり好きじゃないんですが、これはこれで使えるわけです。
わざわざそこまでやらなくても普通にできます。
興奮状態と認知的不協和の組み合わせが
できれば相手は「依存」し「服従」しやすくなりますから(苦笑)
興奮状態だけで好きにさせるのは個人的には
後々面倒なことになるだけなのであんまり好きじゃ
ないんですが・・・・
しかし、そーいう意味では
つり橋理論っていうのはかなり使えるわけです。
例えばデートに行く際に、
ジェットコースターやお化け屋敷や夜景を見に行ったりするのは
実はこのつり橋理論で考えれば非常に効果的なわけです。
是非、活用してみてください。
[adsense]ただ、覚えておいて欲しいことがあります。
それは、人っていうのは出来るだけ多くの変性意識状態を
会話で作り出したり、非日常の体験をしないと進化しない
生き物だということです。
非日常的な体験、経験、思考、創造などなど・・・
今のままでいいと思いがちな怠惰な僕達人間を行動させ
成長させ進化させてくれる意識状態。
それが変性意識状態なんです。
しかし、残念なことに多くの人は誰かに意図的に操られ
変性意識状態を作ってしまっています。
だからこそ自分の人生であえて変性意識状態になる。
これは本当に大事なことですよ。